ホームページに訪れた人がそのページに評価を下す時間は、約0.05秒だそうです。
訪問者はページが開くか開かないかの瞬間にそのページを見続けるべきか、それともよそのページへ行ってしまうかを決めているということになります。
もちろん全てのケースにおいて、そんなスピードで判断しているわけではないでしょうが、いち早く情報を得たい、今すぐに解決策を見出したい状況なら、瞬時に判断せざるを得なくなるでしょう。
切羽詰まった状況でなくて、ページを開いた瞬間に自分の知りたい情報がなさそうだとか、見つけづらそうだなと思ったら、やはり他のサイトを探してみようと思うのではないでしょうか?
デザインに凝ると見づらくなりがち?
一般的にホームページの一番の目的は集客ですから、訪問者に興味を持ってもらわなければいけません。そして、その訪問者の興味とは「情報」であって、芸術性の高さではないです。
ホームページに表示されるコンテンツの表現手段は年々進化していて、次々と新しい技術が生まれてきます。
結構前の話ですが、今は廃れてしまった技術でFlashというのがありました。これを使うと文字や図柄などをページ上で動かしたり、キラキラさせたりと自由に動かすことができました。
私もこのFlashを使えるように勉強して、ホームページに設置したこともありました。こういったテクニックって取得するとつい見せびらかしたくなるんですよね。私はこんなこともできますよと、技術力をアピールしちゃうんです。
私に限らず、当時ホームページ制作をしていた会社の多くも結構使っていて、Flashがちょっとしたブームでもありました。
のちに、ウェブマーケティングの本質に気づいたのかどうかわかりませんが、Flashはあまり使われなくなってしまいました。
SEOで不利になるからというのが一番の原因だったのかもしれません。
検索エンジンで上位表示がしづらくなるのも痛手ですが、ホームページに訪れた人が、ヒラヒラ舞ったり、キラキラ光る文字に気を取られて肝心の文章が入ってこないのは致命的です。
デザインに凝るよりも注意を引くキャッチコピー
最低限のデザイン性は必要ですが、それは訪問者が見やすいように体裁を整えたりするためのものであって、デザインばかりが押し出されてしまうと見ている方はうんざりしてしまいます。そればかりか、こんなセンスのホームページの会社と取引するのはやめておこうと思われてしまっては、もったいないことです。
気を衒ったようなデザインに労力をかける時間があったら、訪問者が本文を読みたくなるような気の利いたタイトルや見出しを考えたり、文章の構成に時間をかける方がはるかに建設的です。
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