危険なChrome拡張機能
グーグルのChromeのシェアは高くて、多くの利用者が毎日このブラウザを使っています。
しかし、このChromeの拡張機能の中には使っていると、危険なものも少なくはありません。以下に挙げたリストは2023年の情報でやや古いもので、すでに危険性が判明して現在ではインストールできないものもありますが、過去にインストールされていた場合は未だに残っているかもしれません、
危険なChrome拡張機能のリスト(Almost Secure のサイトから抜粋)
- Autoskip for Youtube
- Soundboost
- Crystal Ad block
- Brisk VPN
- Clipboard Helper
- Maxi Refresher
- Quick Translation
- Easyview Reader view
- PDF toolbox
- Epsilon Ad blocker
- Craft Cursors
- Alfablocker ad blockeri
- Zoom Plus
- Base Image Downloader
- Clickish fun cursors
- Cursor-A custom cursor
- Amazing Dark Mode
- Maximum Color Changer for Youtube
- Awesome Auto Refresh
- Venus Adblock
- Adblock Dragon
- Readl Reader mode
- Volume Frenzy
- Image download center
- Font Customizer
- Easy Undo Closed Tabs
- Screence screen recorder
- OneCleaner
- Repeat button
- Leap Video Downloader
- Tap Image Downloader
- Qspeed Video Speed Controller
- HyperVolume
- Light picture-in-picture
このリストにあるものは、これでも一部でしかありません。悪意があるかどうかわからないものやこれから新しく作られるものもありますので、このリストの拡張機能を入れていなかったから安全というわけでありません。
危険なブラウザの拡張機能がもたらすリスク
ブラウザの拡張機能は便利なツールですが、中には深刻なセキュリティリスクをもたらすものもあります。悪意のある拡張機能は、ユーザーのプライバシーとセキュリティを脅かす様々な方法を持っています。
情報収集と販売
多くの危険な拡張機能は、ユーザーの閲覧履歴、検索クエリ、個人情報などを密かに収集します。さらに悪質なのは、これらの情報を第三者に販売することです。あなたの個人データが知らないうちに商品化されているかもしれません。
行動追跡
一部の拡張機能は、ユーザーのオンライン行動を詳細に追跡します。これにより、あなたの興味関心や習慣が分析され、ターゲット広告や他の目的に利用される可能性があります。
金融情報の窃取
最も危険な拡張機能は、クレジットカード情報やオンラインバンキングの認証情報を盗もうとします。これらは、キーロガーや偽のログインページを使用して機密情報を収集することがあります。
アカウント乗っ取り
ソーシャルメディアやメールアカウントの認証情報を狙う拡張機能もあります。これらの情報が盗まれると、個人的な会話や重要なアカウントが危険にさらされます。
広告の挿入と検索結果の改ざん
一部の拡張機能は、閲覧中のウェブサイトに無断で広告を挿入したり、検索エンジンの結果を改ざんしたりします。これにより、ユーザー体験が損なわれるだけでなく、悪意のあるサイトへ誘導される危険性もあります。
安全を確保するためには、信頼できるソースからのみ拡張機能をインストールし、定期的に不要な拡張機能を削除することが重要です。また、拡張機能のアクセス権限を慎重に確認し、必要以上の権限を要求するものは避けるべきです。ブラウザの拡張機能は便利ですが、それらがもたらすリスクを理解し、賢明に使用することが大切です。
悪意のあるChrome拡張機能がやっかいなワケ
ブラウザの拡張機能は便利なツールですが、中には悪意のあるものも存在します。Chrome拡張機能の中には、ユーザーに気づかれないうちに危険な存在となるものがあり、その対処が非常に難しいです。
善から悪へ:拡張機能の変貌
最初は正当で有用な拡張機能であっても、アップデート後に突如として悪意のあるものに変わることがあります。開発者が変更したり、悪意のある第三者に買収されたりすることで、ユーザーの知らないうちに危険な機能が追加されてしまう可能性があります。
監視の限界
GoogleなどのブラウザプロバイダーでさえもすべてのChrome拡張機能を完全にチェックすることは困難です。膨大な数の拡張機能が存在し、日々更新されているため、すべてを詳細に調査することは現実的ではありません。
自動削除の難しさ
拡張機能が危険であることが判明しても、自動的に削除されるわけではありません。ユーザーが自ら拡張機能を無効にしたり削除したりする必要があります。
しかし、多くのユーザーはこの情報を知らないか、気づかないままです。
気づきにくい脅威
ブラウザの拡張機能が悪さをしていることに気づくのは非常に難しいです。多くの場合、バックグラウンドで動作し、目に見える影響がないため、ユーザーは問題に気づかないまま個人情報が漏洩したり、不正なアクティビティが行われたりする可能性があります。
これらの理由から、Chrome拡張機能の使用には常に注意が必要です。定期的に使用していない拡張機能を削除し、必要最小限の拡張機能のみを使用することが賢明です。
また、拡張機能の評価やレビューを確認し、信頼できる開発者のものだけを使用するよう心がけましょう。
悪意のあるブラウザ拡張機能をインストールしてしまったら:対処法と予防策
もし危険な拡張機能をインストールしてしまった場合、迅速な対応が重要です。ここでは、その対処法と予防策をご紹介します。
1. 危険性の自己確認
まず、インストールした拡張機能の危険性を自分で確認しましょう。
- 拡張機能の権限を確認する
- 不審な動作(広告の急増、ブラウザの遅延など)がないか観察する
- 拡張機能の評価やレビューを確認する
2. 最新情報へのアクセス
次に、その拡張機能に関する最新の情報を入手します。
- 公式のブラウザ拡張ストアで最新の評価を確認
- セキュリティ関連のニュースサイトやフォーラムを検索
- AIを活用した情報収集(例:Perplexityなどのツールを使用)
AIを利用する場合、「[拡張機能名] security risks」のように具体的に質問すると、より正確な情報が得られます。
3. リストでの確認
信頼できるソースが提供する、既知の悪意のある拡張機能のリストを確認しましょう。
- Googleの公式ブラックリスト
- セキュリティ企業が公開している危険な拡張機能リスト
- テクノロジーニュースサイトが報告している問題のある拡張機能一覧
対処方法
危険だと判断した場合は、以下の手順で対処します:
- 該当の拡張機能を即座に無効化し、アンインストールする
- ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアする
- パスワードを変更する(特に重要なアカウント)
- マルウェア対策ソフトでシステムをスキャンする
予防策
今後、同様の問題を避けるために:
- 信頼できるソースからのみ拡張機能をインストールする
- 定期的に使用していない拡張機能を削除する
- 拡張機能の評価や更新履歴を確認する習慣をつける
ブラウザ拡張機能の利便性と安全性のバランスを取ることで、より安全なブラウジング体験を実現できます。常に警戒心を持ち、定期的なチェックを心がけましょう。