ここではあなたのホームページを稼げる媒体にするためにコピーライティングで気をつけたいことを確認してみたいと思います。
コピーライティングという括りではありますが、デザイン的な部分にもおよびますので、ぜひご確認いただけたらと思います。
訪問者を歓迎しなくもいい
これはどういうこと?と思うかもしれません。
最近は少なくなりましたが、「○○○のホームページへようこそ!」という文言がページの冒頭に掲げられているサイトがたくさんあっとのを覚えている方もいるんじゃないでしょうか。
もちろん、訪問者をもてなす気持ちは大事です。
しかし、「どうぞごゆっくりとご覧ください。」といった文言は、訪問者からすると、余計なお世話だったりします。
とくに最近はスマホで閲覧する人が多いので、そういったフレーズがあるだけで、余計にスクロールをしなくてはいけません。
それよりも、訪問者が知りたいことや、あなたの商品やサービスが訪問者にとってどのようなメリットを提供できるのかが、すぐにわかったほうがユーザーフレンドリーといえます。
訪問者の歓迎は言葉でなく、態度(サイトの構成やデザイン)で表しましょう。
あなたの意見や感情を押し付けてないですか?
ウェブサイトの運営者は、自分の意見を押し付けようなどとは思っていないはずです。実際、私の肌感覚でも、誠実に運営している方が多いです。
そんなつもりがなくても、単語やフレーズの使い方で、なんとなく押し付けがましく感じ取られてしまうこともあります。
たとえば、以下のようなフレーズです。
- すごくないですか?
- 素晴らしい○○です。
- 誰でも知ってます。
コピーライティングでは見込み客の感情を動かすことは大事ですが、そこに共感も生まれないと、機能しません。
感情の押し付けにならないようにするためには、購入後にお客さんにどのようなメリットがあるのかがイメージできるフレーズを使ったり、お客様の声を使って間接的に商品・サービスの良さを伝えるなどの一工夫を取り入れてみると良いです。
常にYou・Yourを意識しましょう
「みなさん」ではなくできるだけ「あなた」という言葉を使いましょうということは、以前に書いたブログでも触れました。
ここではさらに一歩踏み込んでみたいと思います。
まず、訪問者をあなたと呼ぶ。これはさっきやりました。
もし、ウェブサイトの文章に「あなた」よりも「私」や「私たち」「弊社」「当社」の方が多かったら、一度チェックした方がいいかもしれません。
できるだけ、訪問者目線で「それを買ってどうなるか」をイメージさせたいので、「私が〜」よりも「あなたが〜」としたいところです。
たとえば、こんな感じになるかと思います。
・私が○○を教えます → あなたは○○がわかるようになります
・私が責任を持って請け負います → あなたは安心して過ごせます
・私たちのサービスは。。 → あなたはこのサービスによってこうなります
とはいえ、これも程度問題ですから、すべてをこうしなければいけないわけではありません。
弊社はこのような要求はお断りします。 → もしあなたがこんな要求をしたらあなたは断られます。
みたいな書き方はおかしいですから。。(いないと思いますが ^_^)
あなたの言葉とお客さんの言葉の違いを確認しましょう
商品やサービスを提供している方は、当然ながらその商品・サービスに詳しいです。仕事熱心なほど、その傾向は強くなります。
Webサイトに使われる文章や単語も精通するほど、難しくなりがちです。
ここで私が経験した例をご紹介します。
以前に、とあるホテルの予約サイトの運用を請け負っていた時のことです。
予約サイトの有名なところとして、じゃらんや楽天トラベルがありますが、これらの予約サイトの中には何千もの宿泊施設が加盟しています。
なので、予約サイトの中でも検索で上位表示をするためにSEOの施策が必要になります。
私は担当に就任した直後に、ホテルのスタッフにこれまでにお客様からいただいたアンケートやお礼状を全て持ってきてもらいました。
そして、そこに書かれているキーワードをひとつひとつ洗っていきました。
すると、ホテルが予約サイトで使っている言葉と、お客様が使っている言葉にズレがあることに気づきました。
たとえば、ホテル側では「大浴場」「お食事」「ビュッフェ」という用語でサービスの説明文を書いています。
ところが、お客様のアンケートでは「お風呂」や「夕食」「バイキング」「○○食べ放題」といった言葉が使われていました。
そこで私は、予約サイトの説明文を普段お客様が使っている言葉に置き換えました。
ホテルの支配人からは、安っぽくみえると反対の声があがりましたが、そもそも低価格を売りにしていたので、反対を押し切りやってみたところ、3ヶ月以内に売り上げが50%以上アップしました。
考えてみれば当然のことです。
お客様が実際に検索するキーワードでコピーを書いているので、検索結果に引っ掛かるようになった。露出度がアップした結果、売り上げもアップしたということです。
このように、お客様の使っている言葉とサイトのコピーは、なるべく一致させることが重要です。
Webサイトのコピーライティングについてもまだまだ書き足りないところもありますが、長くなりすぎるので今回はこの辺にして、続きはまた別の投稿に譲りたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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